先日、日本総研さんの担当の方からお電話をいただきました。はじめは、それらしい名前を騙った何かのセールス電話かと警戒していたのですが、よく聞いてみるとそうではなく、経済産業省が取り組んでいるオレンジイノベーション・プロジェクトに、金沢市では北國銀行さんが手を上げていることから、モニターとなる方を紹介してもらえませんかという話でした。
オレンジイノベーション・プロジェクトは、経産省のホームページから引用すると「オレンジイノベーション・プロジェクトでは、認知症になっても自分らしく暮らし続けられる「共生」社会の実現を目指し、認知症の人が主体的に企業や社会等と関わり、認知症当事者の真のニーズをとらえた製品・サービスの開発を行う「当事者参画型開発」の普及と、その持続的な仕組みの実現に向けた取組を推進しています。」というものです。オレンジイノベーション・プロジェクト 〜認知症当事者とつくる、誰もが生きやすい社会〜 (dementia-pr.com)
ざっくり言ってしまえば、認知症の当事者の方たちの声を聴きながら、認知機能が低下しても使いやすい製品・サービスの開発に取り組んでいく試みといったところでしょうか。以前お邪魔した福岡市の福岡市認知症センターで、地元の企業の方たちとそうした取り組みをしていると聞いていましたが、全国規模でこうした取り組みがなされることは、これから認知症バリアフリー社会を考えていく上でとても大切なことと思います。
ちむぐくるが取り組みたいことの6番目にあげていることがまさにこれだっただけに、ぜひということで協力させていただくことになりました。
とはいっても、ちむぐくるはまだ立ち上がったばかりで、ご紹介できる方もいないことから、金沢市地域包括支援センター20か所に電話をかけて、ご協力いただけないか打診させていただきました。
前向きなお返事もいただいているので、プロジェクトの力になり、また実際にこんな工夫があったらもっと使いやすいなどのアイデアを出していただける機会がこれから作れたらと思っています。
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