先日ネットニュースで今の20代の人たちは忠臣蔵を知らないという記事を読みました。
まさか…と思い、ちむぐくるの拠点となる認知症対応のデイサービスの20代のスタッフに「忠臣蔵って知っている?」とたずねると、なんと「何ですか、それ?」という答えが返ってきました。
「大石内蔵助とか吉良上野介とか」と言っても「えーっわかりません」と困惑しています。
ドリフターズのコントとかでもあったようなと思い、「殿中でござる」と言ってみましたが、やはり何のことやらといった表情で首をひねっています。
…これがジェネレーションギャップというものかとあらためて実感しました。年長のスタッフとは「最近は時代劇とかあまりないし…」「そもそもテレビ見ない人たちも多いから…」という話になりました。
私はびっくりしましたが、こうしたことは、もしかしたらもっと上の世代の方たちが私たちにも散々感じていたことかもしれません。
でも考えようによっては知らないからこそ、本気で知りたいと思うし、伝える側ももっと伝えようかなという気になるのかもしれないと思います。その方たちが生きてきた時代のことに関心を寄せ、そのことを話していただくことの意味について考えさせられましたし、年を重ねた方たちとの日常的なお話の中で、もしかしたらご家庭の中でも、たぶんこうした話は出ているはずで、もっともっとこうしたお話を聞ける、そして伝えたいと感じられる機会があったらいいなと思ったりもしています。
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